企業で利用されるデータはビジネスや個人情報等の厳重に管理する必要があるデータを含め年々増加しており、あらゆる種類のデータを集中的にかつ安全に保存することができる高信頼性データストレージが求められます。ビジネスの発展に伴い企業従業員へのストレージデータスペース割当て、ユーザクオータサイズ計画、データ保護等に関するITシステム管理スタッフの仕事量も増えます。
EonStor CS、GS、GSe、GSe Proシリーズは企業で利用されるストレージとファイル共有の課題を解決する共有ストレージソリューションです。
オフィス共有ストレージソリューションはオフィスユーザーへ、ユニファイドストレージ機能、ファイル共有機能、ストレージバックアップ機能を提供します。オフィス共有ストレージは、オフィスユーザーがファイルを共有、保存、バックアップするための統合ストレージスペースを提供します。システムのセットアップと管理は容易に実行することができ、重要なビジネスデータを保護するためのバックアップポリシーに基づき、企業ユーザPCのハードディスク容量が不足した際に仮想ストレージ容量を利用することが可能です。
データストレージの集中管理
企業の全従業員が利用する共有ファイル、データをユニファイドストレージへ統合することによりストレージとデータの集中管理が実現されます。多くの従業員が同時にストレージへアクセスした場合でも高いパフォーマンス性能によりストレージボトルネックは発生しません。オフィス共有ストレージは管理が容易になるだけではなく、ストレージスペースのトラック、モニタリングが可能であり企業が必要とするストレージデータサイズを必要な時に増加することが可能となります。
リアルタイムファイル共有
部門間やチーム内でのファイル共有は容易に実現されます。ファイルが編集されている状態はリアルタイムで通知され複数のユーザからの同一ファイルへの同時アクセスによるファイル破損は防がれます。ファイル共有においてファイル種類やサイズに制限は無く、様々な用途に利用されるファイル編集環境を提供することができます。
完全なデータ保護機能
RAIDによるデータ保護によりストレージディスク障害が発生してもデータを継続してアクセスすることができます。複数世代スナップショット、オフサイト/クラウドバックアップはユーザの誤操作やアクシデントによるデータ消去からファイルやデータを復元します。
高いスケーラビリティと可用性
オフィス共有ストレージはシステム運用を停止することなくストレージデータサイズを拡張することが可能であるため、企業のストレージに対するニーズを完全に満たします。GSシリーズは拡張エンクロージャーJBOD追加により、最大ディスク搭載台数800台以上を実現し、PBクラスのストレージ容量を提供します。CSシリーズは増加し続ける非構造化データに対して膨大なストレージ容量を必要とする大企業向けに、スケールアウトとスケールアップの両方の拡張機能をサポートし、100PBを超えるストレージデータサイズを提供することが可能です。CSシリーズのクラスターは、1台のCSノードから開始し、ビジネスの成長に合わせて最大144ノードまでCSノードを追加することが可能であり、CSクラスタ内に保存されるファイル、データはシングルネームスペースにより管理されます。
GSシリーズはデュアルコントローラー、冗長電源、ファン等の冗長ハードウェア設計により高可用性を実現するため、主要ハードウェアコンポーネントに障害が発生時にシステム動作は継続します。さらにCSシリーズでは、ディスクとCSノードに障害が発生した場合、RAIDとイレイジャーコード/レプリカ保護機能を備えた独自のアーキテクチャにより、データ損失を防ぎ、サービス継続性を実現します。
容易な運用管理と利用
共有ストレージソリューションはオフィスでのファイル共有ストレージ向けに設計された製品です。短時間でストレージ設定作業を完了させるためのセットアップウィザードも用意されています。管理ソフトウェアEonOneにより直感的なGUIインタフェースからファイル共有、ストレージクオータ、データサービス機能等を容易に設定することが可能です。一般ユーザはデスクトップユーティリティEonViewにより共有フォルダの即時マウントやネットワークドライブ処理を自動的に実行することができます。
様々な要求条件に対する完全なソリューション
Infortrendオフィス共有ストレージは企業ユーザが求める様々なパフォーマンス性能、フォームファクタ、ネットワークインタフェースのラインアップをシステム予算の範囲で選定することができる多くのモデルが用意されています。
- EonStor CS: データ集中管理 高性能スケールアウトNASソリューション
- EonStor GS: 高可用性設計によるアクティブ/スタンバイソリューション
- EonStor GSe: ファイル共有を容易に実現するシングルコントローラモデル
- EonStor GSe Pro: ラックマウント&デスクトップエントリーモデル
オフィスリアルタイムファイル共有
企業のオフィスにオフィス共有ストレージを導入することにより従業員はシンプルなGUIインタフェースを介して部門内または部門間でのファイル共有を容易に行うことができ、ファイルやデータは企業内設置ストレージに安全に保存されます。企業内で利用される機密データのセキュリティは利用ユーザごとに共有フォルダアクセス権を個別に設定することにより守られます。
企業で利用される共有ストレージでは、ファイル、フォルダ、クォータ、さまざまな部門のアクセス権を管理する必要があります。ストレージスペースの使用状況をトラッキングすることにより必要に応じて従業員や部門で利用するストレージ容量を拡大することもできます。Infortrend共有ストレージへファイル、データを保存することで、データの整合性が保証され、重要なデータは確実に保護されます。
ファイル利用状況はリアルタイムで更新され、ファイルの同時アクセスによるデータ破損の問題は起きません。オフィス共有ストレージは企業ユーザがファイルアクセス作業を連続して運用するために十分なシステム高可用性を提供します。ファイルの種類やサイズの制限がない、さまざまな共有ファイルを利用するコラボレーション作業の要求に対応します。
パーソナル外部ドライブ
近年利用される多くのアプリケーションが処理するデータの増加により、企業従業員が使用するPCハードドライブ容量は不足してしまうことが多く発生します。PCへの追加ストレージとしてUSB外付けハードドライブが使用されていましたが、ハードディスクの損傷や紛失等によるデータ損失のリスクがあり、ファイル共有しづらいという問題もあります。
Infortrend オフィス共有ストレージを導入し、ストレージ容量をPC追加ストレージスペースとして共有することが問題を解決するソリューションとなります。スマートユーティリティツールEonViewによりユーザはオフィス共有ストレージをPCに即時に接続することができます。オフィス共有ストレージの高可用性設計は、中断の無いスムーズなストレージスペースを提供します。ストレージの使用状況を容易にモニタ、トラッキングすることが可能であり、必要に応じて従業員の個人利用クォータを拡張することが可能です。
データバックアップ
企業においてビジネス継続性を実現するためには、PCのハードディスクの損傷によって引き起こされるデータ損失のリスクを排除するために、個人の作業ファイルを含めた全てのデータとのタイムリーなバックアップが要求されます。バックアップソフトウェアやツールが使いづらい場合は、ユーザは定期的にファイルをバックアップしなくなり、重大なデータが失われることによりサービス停止や経済的損失が発生するリスクがあります。
オフィス共有ストレージはユーティリティツールEonViewによる簡単なバックアップソリューションを提供し、定期バックアップ専用のバックアップフォルダー、スケジュール設定、データ復元リンク等の機能により、バックアップの課題を解決します。 バックアップされたすべてのデータは、RAIDデータ保護、スナップショット、オフサイト/クラウドデータバックアップにより確実に保護されます。(GS、GSe、GSe Pro) さらにシステムを停止せずにJBDOを接続しデータサイズを拡張することが可能であり、大量のバックアップデータにPBクラスの十分なストレージ容量を提供します。
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