バックアップ&災害復旧

ブロックおよびファイルストレージのバックアップに対するニーズに合致

データをどのように保存し、扱うかを決定するとき、ストレージのタイプをブロックレベルにするかファイルレベルにするかを考慮します。バックアップアプリケーションとしてどちらを使うかは、特定のニーズと優先順位に依存します。

EonStor GSユニファイドストレージを使えば、どちらの場合でも幅広い適用事例を参考に独自のソリューションを構築することができます。ブロックレベルストレージとして、GSはファイバーチャネル（FC）とiSCSIプロトコルをサポートし、高性能と低レイテンシを提供し、頻繁なバックアップに効果を発揮します。ファイルレベルストレージとしては、GSはCIFS、NFS、S3プロトコルをサポートし、使い勝手が良く、柔軟で、ファイルレベルの制御が主となる業務に適応させることができます。

データ削減によるストレージ効率の最適化

ストレージスペースを最適化しコストを削減することがいかに重要かは周知のことです。そしてそれが、Infortrendが革新的なデータ削減機能を提供する理由です。その機能により、最大66%のストレージスペースを削減できます。

インライン圧縮技術は、データのサイズをインライン、すなわち書き込み時に削減します。また、オフライン重複排除は、重複したデータをストレージから消去します。Infortrendの最適化されたストレージソリューションにより、ストレージスペースが早期に消費され尽くしてしまうことを心配すること無く、事業に集中することができます。

データの増加に対応して拡張するストレージ

将来のストレージへのニーズは、予測が付きません。そこで、Infortrendのストレージソリューションでは、事業の成長に合わせて、スケールアウトとスケールアップの機能を使い、70PBまで拡張可能です。

最初は1台のGSから始めて、必要に応じてGSアプライアンスを4台までスケールアウトできます。その場合でも、全体が1台のストレージとして機能します。スケールアップするには、JBODを接続し、1台のGSアプライアンスについて、800台以上のドライブを追加できます。それにより、事前に支払うコストを削減し、必要な時にストレージに対してコストを支払うだけで良くなります。

大容量なのにスペース効率の良い設計

InfortrendのEonStor GS高密度ストレージソリューションは、4U 40/60/90-bayの設計で、大容量を少ないラックスペースで収納できるので、データで容量が不足することを心配する必要がありません。

4U 90-bayの場合、1台のGSアプライアンスで1.5PBの有効容量を提供できます。Infortrendのストレージソリューションは、大容量のデータを生成する全ての規模の企業に最適です。

業務向けバックアップソフトウェアと円滑に連係

既に効率を最適化するためにバックアップソフトウェアに投資しているなら、バックアップソフトウェアと円滑に連携するストレージソリューションを探すしかありません。

Infortrendのストレージソリューションは、Veeam、Commvault、Veritasなどの主要な企業向けバックアップソフトウェアと完全に互換性を持っているため、性能のボトルネックやデータの変性など無しにスムーズにバックアッププロセスを実施できます。

ランサムウェアや安全の脅威からバックアップを保護

Infortrendには、バックアップデータをランサムウェアやヒューマンエラーから保護したり、法的コンプライアンス要件を満たしたりするため、追加のセキュリティ層を提供する高度なストレージ機能を有します。

EonStor GSは、不変オブジェクトストレージを提供し、Veeamバックアップ/回復ソフトウェアと円滑に連係するため、Veeamの認証を受けています。さらに、GSはデータの消去や改変を阻止するためWrite Once Read Many（WORM）をサポートします。また、重要な情報がデータの盗難に遭った場合や漏出した場合の安全性を保つため特定のフォルダを暗号化するためのフォルダ暗号化をサポートしています。

堅固なデータ保護

最大限のデータ保護によって心の安寧を得るため、Infortrendのストレージソリューションを選択してください。Infortrendのストレージソリューションは、複数層の保護をドライブあるいは潜在的なハードウェア障害に対して装備しています。

RAIDによって、ドライブに障害が発生した際でも、データを損なうことはありません。知的なアルゴリズムによって、複数のSSDに同時に障害が発生することを回避できます。SSDの使用状況がリアルタイムで監視されていて、SSDに障害が発生しそうな場合は管理者に通知されます。停電が発生した場合、キャッシュバックアップモジュールがキャッシュメモリ上にあるデータを保護します。リモートリプリケーションによって、データは災害復旧やデータ冗長化のためクラウド上あるいは遠隔地にある他のシステムにバックアップされます。冗長コントローラ設計によって、単一コントローラ障害によるダウンタイムの発生やデータ損失が回避できます。

メディアの読み取り/書き込みチェックは、ドライブのバッドブロック対策となります。メディアスキャンが定期的に実施され、バッドブロックの検出と報告を行い、その上でバッドブロックに書かれたデータを自動的に回復します。読み取りと書き込みの双方の動作でパリティチェックが行われ、読み取り/書き込みされたデータが常に正しいことを検証します。

様々なバックアップ要求に対する多様なソリューション

Infortrendのストレージソリューションは、お客様のバックアップと災害復旧に対しての目標復旧間（RTO）と目標復旧時点（RPO）に合致できると信頼してください。Infortrendのストレージソリューションは、ダウンタイムを最小化する素早いバックアップと容量を最大化するバックアップのどちらに重点を置いている場合でも、そのニーズを扱うことができます。

ストレージの選択肢は2U 12-bayから4U 90-bayまであり、お客様のバックアップ要請に最適なものを選択できます。Infrotrendの信頼性が高く効率的なバックアップを用いれば、いかなる災害に対しても重要なデータを安全で、アクセス可能で、回復可能な状態にすることができます。

柔軟で費用のかからないファイルバックアップ

EonStor GSユニファイドストレージのバックアップサーバー機能を有効にすると、様々な保存装置に存在する業務用ファイルをバックアップすることができます。保存装置には、パブリッククラウド（S3互換）、ファイルサーバー（CIFS/NFSプロトコル）、WindowsまたはMac O/Sが実装。

実施しているアプリケーションの必要に応じて、バックアップのスケジュールを設定したり、データ保持期間を定義したりすることができます。バックアップサーバーには料金は一切かかりませんので、3^rdパーティーのバックアップソフトウェアにかかっていた料金を削減できます。