EonCloud Gateway
エンタープライズ向けクラウドゲートウェイソリューション
EonCloud Gateway は Infortrend ユニファイドストレージのクラウド連携データサービスであり、クラウドを利用する企業が Amazon S3、Microsoft Azure、Alibaba Cloud、Google Cloud等のクラウドサービスとローカルストレージを統合します。EonCloud Gateway は性能、用途に応じてクラウドキャッシュ、クラウドバックアップ、クラウド階層化等の機能を実現します。
Sync with the Cloud in 3 Steps
Infortrend EonCloud Gateway を導入することにより IT システムやアプリケーションの変更は不要となり、新しいソフトウェアやサーバを導入する必要もありません。ローカルストレージに保存されるデータをクラウドサービスへ接続することが可能となり、世界中の誰とでもシンプルにファイル共有を行うことができるようになります。
既存ITシステム、アプリケーションの容易なクラウドインテグレーション
EonCloud Gateway はローカルストレージとクラウドサービス間で汎用プロトコル (NFS/CIFS/iSCSI/Fibre Optic) によるファイルレベルとブロックレベルデータ転送を実現します。既存 IT システムやアプリケーションを更改する必要は無く、クラウドサービス連携を容易に実現することが可能となります。
柔軟なキャッシュポリシーによるデータアクセス効率の向上
EonCloud Gatewayは様々なキャッシュポリシーを設定することにより頻繁にアクセスされるホットデータのアクセス速度を向上させます。キャッシュポリシー設定は数クリックで完了します。
- デフォルト: システムは最初に長期間アクセスされていないファイル/フォルダをキャッシュから削除します。この動作は設定されたキャッシュポリシーに関わらず全てのファイル/フォルダへ適用されます。
- 高プライオリティ: システムはキャッシュに保存される特定のファイル/フォルダへ高プライオリティを設定し、ローカルストレージ容量がフルとなった際にキャッシュから削除します。
- 低プライオリティ: システムはキャッシュに保存される特定のファイル/フォルダへ最低の保存容量を設定し、ローカルストレージ容量がフルとなった際にキャッシュから削除します。
- 適用対象外 (Not Applicable): システムは特定のファイルパス/名前に該当するファイルは作成せず、該当ファイルに対するアクセスを拒否します。
- アンキャッシュブル・リード (Uncacheable Read): システムは特定のファイル/フォルダへのリードアクセス時にキャッシュを使用しません。
- アンキャッシュブル・ライト (Uncacheable Write): システムは特定のファイル/フォルダへのライトアクセス時にクラウドへデータをアップロードし、キャッシュを使用しません。
企業利用データのセキュリティ確保と保護
企業が利用するデータをパブリッククラウドサービスへ保存する際にデータへの不正アクセスやデータ破損は最も心配されるリスクとなります。EonCloud Gateway はセキュリティ確保、データ保護を実現します。
- 固有の暗号キーを利用する複合方式により第三者によるパブリッククラウド保存データの復元は不可
- SSL 暗号化方式によりクラウド保存データアクセス時のセキュリティを確保
クラウド保存データとネットワーク帯域コストの削減
クラウドストレージのコストはクラウドへ保存されるデータ容量と利用するネットワーク帯域により決まります。EonCloud Gateway はビルトイン・データ圧縮/重複排除機能によりクラウド保存データ容量とネットワーク帯域は減少し、クラウド利用コストは削減されます。
- データ圧縮: データサイズを圧縮することにより高速データ転送とデータ保存効率向上を実現
- 重複排除: 重複または冗長データを削除することによりクラウド保存データサイズを削減
クイックセットアップ – 素早くシンプル
EonCloud Gatewayは5つのクイックセットアップによりローカルストレージ共有フォルダ/ボリュームとクラウドサービスの接続を容易に設定することが可能です。
- クラウドファイルキャッシュ: システムはローカル共有フォルダのデータをクラウドへアップロードします。ローカルストレージではアクセス時間を高速化するため利用頻度が高いデータをキャッシュへ保存します。
- クラウドファイル Sync: システムはローカル共有フォルダのデータをクラウドと同期させます。ローカルストレージシステムがダウンした場合でも共有フォルダ保存データは利用可能となります。
- クラウドボリューム・リプリケーション: システムはローカルボリュームをクラウドへリプリケート (コピー) し、同期させます。ローカルストレージシステムがダウンした場合でもボリュームデータは即時に利用可能となります。
- クラウドアーカイブ・ストレージ: システムはローカル共有フォルダの全データをクラウドへアップロードし、ローカルボリュームをファイルアップロード時のバッファとして利用します。
- クラウドティアリング (階層化): システムはローカルストレージを2階層に分割し、データのアクセス頻度に応じてアクセス頻度が高いデータはアクセス速度を向上させるためローカルストレージへ保存し、アクセス頻度が低いデータはクラウドへ保存します。
ファイルアクセス権管理
EonCloud GatewayのACL (Access Control List) 同期は複数台のストレージからクラウドサービスへ接続する際にリード/ライトのアクセス権管理設定を維持します。
モニター
EonCloud Gateway のクラウド接続ステータスやシステムパフォーマンスモニタ機能により IT システム管理者はストレージのクラウド接続状態を容易に監視することができ、必要に応じた構成、設定変更等を即時に実施することが可能となります。
- クラウドステータス – 接続中や停止などのクラウド接続状態を表示
- ネットワーク転送データ容量
- ローカルアクセスデータ容量
- キャッシュヒット率/使用量
ハイパフォーマンス
ブロックレベル/ファイルレベル クラウドキャッシュ
EonCloud Gateway によりローカルストレージとクラウドストレージを階層ストレージシステムとして統合することが可能となり、クラウドストレージはアクセス頻度が低いコールドデータ保存に、ローカルストレージはアクセス頻度が高いホットデータを保存し高速アクセスを実現します。
ブロックレベル クラウドティアリング (階層化)
EonCloud Gateway はローカルストレージとクラウドを階層化ストレージとして統合します。システムはローカルストレージを2階層に分割し、データのアクセス頻度に応じてアクセス頻度が高いデータはアクセス速度を向上させるためローカルストレージへ保存し、アクセス頻度が低いデータはクラウドへ保存します。
セキュリティとデータ保護
File-level Cloud Sync
EonCloud Gateway は片方向、双方向同期によりローカルストレージとクラウドに保存されるデータを更新します。データ同期機能により企業が利用するデータが同期され、ディザスタリカバリ対策を容易に実現することが可能となります。
ブロックレベル クラウドバックアップ
企業が利用するデータをローカルストレージとクラウドの両方に保存し、クラウドサービスをリモートバックアップとして利用することが可能となります。
License Details
Type | EonCloud Gateway | Standard | Enterprise | Ultimate |
---|---|---|---|---|
ファイル | キャッシュ/Sync モード | V | V | V |
最大キャッシュ設定数 | 5 (90-day trial) | 5 | 10 | |
キャッシュポリシー パラメータ | All (90-day trial) | Default (LRU)/ Low Priority/ High Priority/ 90-day trial for others | All | |
最大接続フォルダ数 | 5 | 5 | 32 | |
フォルダキャッシュサイズ | ≤ 1TB | ≤ 2PB | ≤ 2PB | |
ブロック | キャッシュ/バックアップ/ 階層モード | V (90-day trial) | V | V |
最大接続ボリューム数 | 5 | 5 | 32 | |
クラウドボリューム容量 | ≤ 1TB | ≤ 2PB | ≤ 2PB |
ライセンスアップグレード
Models | Standard | Enterprise | Ultimate |
---|---|---|---|
GS 1000/GSe/GSe Pro | Default | V | X |
GS 2000/3000/4000 | Default | V | V |
関連情報
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