We use cookies on this website. To find out more about cookies and how they are used on this website, see our Privacy Policy.
By clicking ‘Continue’, you hereby agree with our use of cookies.

導入事例

CERNは大型ハドロン型衝突加速器の歴史的データを構造化するため、Infortrendのストレージアレイを採用

顧客

CERN、ヨーロッパの核研究機関は、世界でも指折りの素粒子物理学研究のための研究所

課題

研究データの構造化に重要なメタデータを保持するための最適化された400TBのストレージを提供する

解決策

EonStor®が解決したこと。

  • 高い信頼性
  • 優れたコストパフォーマンス
  • 包括的な技術サポート
  • 製品レンジや技術の幅広さ
  • LCDディスプレイ等の使いやすさ

CERNは大型ハドロン型衝突加速器の歴史的データを構造化するため、Infortrendのストレージアレイを採用

「世界最先端の研究センターとして、CERNは所属する科学者に365日いつでもクラス最高のIT設備を用意しなければなりません。メタデータの容量を増やしたとき、性能や信頼性を下げることは許されません。InfortrendのEonStorはこれらの条件をクリアしています。」とサーバー調達技術コーディネータHelge Meinhard博士は述べています。

大容量の新ストレージの課題

例えば、重量の起源は何かというような宇宙に関する基本的な問題に答えることを援助するよう設計されたため、大型ハドロン衝突型加速器(LHC)は、世界で最も複雑な科学計測機器です。

LHCは、1周26,659mのトンネルの中に設置された素粒子加速器です。陽子は、月面の10分の1の気圧に設定された真空のチューブ内を周回します。衝突前に、トンネルン内を1秒間に11,000,245回周回します。衝突によって熱が発生し、瞬間的に太陽の熱さの100兆倍以上の高温になります。LHCで行われた6つの実験により、衝突の結果生成された物質を観測します。これらの実験によって、年間15PB(15,000TB)もの貴重な科学データが生成されます。その保存は、とても重大なストレージについての課題となります。このデータを体系づけ、管理するために、数百TBの信頼性の高いストレージスペースを持った専用の洗練された基盤が必要です。

基盤選定の問題

LHC用ストレージ基盤の設計と試運転について、CERNのIT部門は限られた予算と厳しいスケジュールを守りながら、研究チームが最も働きやすいシステムを確保することを目指しました。詳細な評価の後、CERNはメタデータストレージとしてInfortrendのEonStor RAIDサブシステムを選択しました。その理由は、価格、信頼性、技術的な機能のバランスが良かったからです。HDDの種類を選べて、EonStorの色々選べるドライブベイの種類により、柔軟な導入が可能でした。LHC全体で、異なるEonStorシステムが使われました。それらには、8-、12-、16-、24-bayがあり、FC-SATAおよびFC-SAS/SATAの製品もありました。

EonStorにおける一見小さな設計上の機能が、使いやすさを大幅に高めることが認められました。例えば、集中的な管理機能が導入される前には前面のLCDパネルが特に重要であったことにCERNのチームは気がつきました。Infortrendの技術チームが提供した広範におよぶ技術サポートも多くのLHCプロジェクトを実施する際、Infortrendを選択したキーポイントとなりました。

「全世界の最先端を走る研究センターとして、CERNは所属する科学者にクラス最高のIT設備を24時間365日常に提供し、研究室で生み出されるデータ量が絶え間なく増大しても、容量を追加する際、性能面と信頼性の面で妥協することは許されません。」とCERNのIT部門でサーバー調達の技術コーディネータをしているHelge Meinhard博士は述べています。「メタデータストレージとしてInfortrendのEonStorは全ての要件を満たしています。キーとなるのは、あらゆる異なったサーバーからRAIDストレージへのアクセスを可能にする機能をEonStorは持っているということです。これは、CERNにとって、とても重要な要件です。」
CERN

CERNのストレージ基盤は、主にNASのように設定します: 多くのアプリケーションはLinux PCサーバー上で稼働します。また、搭載される5から14TBのSATAディスクがRAIDを構成し、7,000TBの実効容量を提供します。しかし、負荷のより大きいアプリケーション、特に大容量ストレージシステムの内容を記述するメタデータの場合、CERNはOracle Real Application Clustersに実装されたデータベースを使います。30台のストレージを持たないPCサーバーと30台のRAIDサブシステムで構成されるシステム5組が、冗長化されたファイバーチャネルネットワークによって接続されます。加えて、テープと外部のRAIDシステムがバックアップに使われ、保存と長期間のデータ保持に使われます。通常、科学的に重要で、注目度の高いプロジェクトで期待されるように、CERNのITチームは、選択したストレージベンダーに対して、非常に厳格な基準の各項目を満足するよう要求しました。

「Infortrendの製品は他の主要なRAID製造業者の製品と共に多様な評価を受け、必要な品質と性能を持っていることが証明されました。私達は科学の進歩のお手伝いができることを歓迎し、CERNの研究の次のフェーズの成果を心待ちにしています。」とInfortrendヨーロッパの営業担当役員Rick Dudsonは述べています。
CERNについて

ヨーロッパの核研究機関であるCERNは、世界で最も大きく、尊重されている科学研究機関の一つです。同所の役割は、基礎物理学、すなわち宇宙が何からできているか、そしてどう作用しているかを発見することです。CERNにおいては、物質の基本的な構成要素 – 素粒子の研究のため、世界で最も大きく、最も複雑な科学計測機器が使われます。素粒子が衝突した際、何が起こるのかを研究することによって、物理学者は自然の法則を調べることができます。

CERNにおいて使われる測定器は、素粒子加速器と観測装置です。加速器は、素粒子ビームを素粒子同士、あるいは静止した標的に衝突する前に高エネルギーまで加速します。観測装置は、衝突の結果を観測し、記録します。CERN研究所は、ジュネーブ近くのフランス-スイス国境にまたがって1954年に設立されました。同所は、ヨーロッパで最初の国際協力機構の一つで、現在は20ヶ国が参加しています。