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導入事例

東京大学は宇宙の謎を解くためにInfortrendのRAIDストレージを使用

顧客

膨大な量の科学データの共有と解析を行う東京大学

課題

研究データベースの拡大に対して、コスト効率よくストレージの容量を拡大し、効果的にデータ転送を改善する

解決策

EonStor® RAID サブシステムは次の課題を解決:

  • 大容量
  • 高可用性
  • 優れた価格性能比

東京大学は宇宙の謎を解くためにInfortrendのRAIDストレージを使用

“まさに世界規模、1800 人以上が関わる国際的な大プロジェクトとして行われるアトラス実験からは、宇宙の謎の深淵を覗くための貴重なデータが大量に生成されることに驚くと共に、その保存に使用されるストレージには、信頼性をはじめとする様々な条件が求められることを改めて実感しました。そして、その厳しい要求に【ES A16F-G2422】が応えられる製品であり、コストパフォーマンスが高かったからこそ、合計1.1 ペタという大容量ストレージとして採用されたと感じました。” – 真下哲郎理学博士へのインタビューを通して

世界最先端の粒子加速器を用いて素粒子の研究を行い、宇宙に存在する様々な謎を探求している東京大学 素粒子物理国際研究センター。 同センターは、世界各国で1800 人以上のスタッフが参加する国際的な研究プロジェクト「アトラス実験」に参加しています。

「アトラス実験」とは、CERN(欧州原子核研究機構)が建設中のLHC 加速器で行われる予定の大規模な実験の一つ。この実験で生成される膨大なデータは、世界中の研究機関に設置される計算機システムをグリッドコンピューティングで繋ぎ、分散して解析されます。

2006 年末、「アトラス実験」の日本における研究・解析の拠点として、東京大学 素粒子物理国際研究センターに大規模な計算機システムが構築されました。 そのシステムで、大容量ストレージとして採用されたのが、インフォトレンド社の【ES A16F-G2422】です。16 台のSATA ドライブを搭載した【ES A16F-G2422】が140 台、合計物理容量1.1 ペタバイトという大容量のストレージとして導入されています。今回は、実際に「アトラス実験」の研究を進めておられる東京大学 素粒子物理国際研究センター 准教授の真下哲郎理学博士に、【ES A16F-G2422】導入の背景やストレージ選定のポイントなどについてお伺いしました。

システム導入の背景とストレージの選定のポイントを教えてください。

国際的な大規模プロジェクトである「アトラス実験」を行うためのLHC 加速器が、今年(2007 年)に完成をします。このLHC 加速器からは、「アトラス実験」に限っただけでも、1 年で数ペタバイトという膨大なデータが生成されます。

その膨大なデータを解析するための日本国内の拠点には、処理能力の高いCPU と大量のデータを保存するディスクアレイを持つシステムの構築が必要でした。システムへの要件として、優先順位が高かったのは、CPU パワーとデータの保存。

データ保存のためのストレージに関しては、予算に制約があることから、コストを抑えながらも『大容量』、『耐久性』、そして『パフォーマンス』を求めました。

ではなぜ、インフォトレンド社ES A16F-G2422 を選定されたのですか?

今回の大規模システムの導入は2006 年末でしたが、5 年ほど前から、計算処理のためのCPU サーバやテープライブラリ装置も含め、本システムの規模を小さくした、実験的なシステムを作成して研究開発を行ってきました。

検証を行う中で、ディスクアレイに関してはインフォトレンド社製品を使用してきましたが、故障の頻度が少なく、大規模システムでも耐久性に問題がないことを実感していました。また、データ転送性能に関しては、ホスト転送速度は1 ジョブの最大で数十M バイト/秒程度を予想していますが、多数のジョブからアクセスが集中しても、インフォトレンド社製品が、充分にそれをクリアできる性能を持っていることもわかりました。

インフォトレンド社製品は検証したどのモデルでも耐久性と性能に問題がないため信用できると感じていた上に、さらにコストパフォーマンスでも他製品を大きく上回っていると、考えていました。

今回のシステム構築の入札においても、落札したシステムインテグレータが提案した製品は、インフォトレンド社製品の【ES A16F-G2422】であり、我々が提示したデータ保存に関する必要条件と予算を、【ES A16F-G2422】が見事にクリアした、ということになります。

実際のデータ保存の運用状況について教えてください。

2006 年度の本システムのRAID 構成にはRAID6 を採用しました。 RAID5 では、常時メディアスキャンを行うことが欠かせないのですが、 RAID6 であればメディアスキャンを省略したとしても、データの損失などの被害が発生する可能性をかなり軽減できると考えています。また、RAID5 からRAID6 に移行しても、性能のダウンもあまりなく、非常に満足しています。

Tokyo University

今後のインフォトレンド社とのお付き合いについて

実は10 年ほど前から、他の実験のデータ保存にインフォトレンド社の製品を使用していたんです。原因不明の故障が無く、とても耐久性に優れていることが評価のポイントです。

今後、新たに大規模なシステムを構築する際に、大量のデータの保存が必要になれば、個人的にはインフォトレンド社の製品を導入したいと考えています。

東京大学について

東京大学は、1877年に創立された日本で初めての国立大学です。最先端の研究を行う大学として、東京大学には、学部生と大学院生に学問の全分野の専攻を提供し、学問領域の全てにわたる研究を執り行っています。同校は、知性の発展と専門知識および専門技術の獲得の機会を可能とする豊かで多様な学際環境を学生達に提供することを目指しています。

東京大学は、教授陣と学生の優秀さで知られており、創立以来、卒業生の多くが政府、ビジネス、学術界のリーダーとして活躍しています。